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沖縄での前撮りを成功させるコツ

沖縄での前撮り

沖縄での前撮りは年々増加傾向にあり、近年非常に人気があります。後悔なく素敵な写真を手に入れるために、入念な下調べと準備を行いたいものです。各会社によって様々な前撮りプランが用意されていますが、前撮りにあたっての事前準備として、費用、天候、場所、衣装、当日のスケジュールなどチェックポイントを一緒にみていきたいと思います。

前撮りプランとは

前撮りプランとは、結婚式より事前に新郎新婦が衣装を着て写真撮影のみ先にすることをいいます。前撮りにはスタジオでの撮影と、屋外での撮影があります。結婚式当日はスケジュールが非常に慌ただしいため、事前に余裕をもって撮影に臨めるように、この前撮りプランを利用する方が多くなっています。

前撮りの場合は結婚式当日の衣装と同じものも可能ですし、違った衣装を選ぶことができたりもするため、和装か洋装かで迷っていて両方は負担を感じるという方には、前撮りで洋装、当日は和装といったメリットもあるでしょう。

沖縄が人気の理由

まず沖縄が人気の理由は、沖縄ならではの南国の海・ビーチ、空、緑といった魅力が挙げられるでしょう。新婚旅行にも人気が高い沖縄ですが、旅行や観光を兼ねて撮影もできるというメリットがあります。また沖縄の中でも北部・中部・南部と場所により様々な表情の撮影が可能であり、早くから計画的に色々な場所・スケジュールからプランを選べるのも魅力でしょう。このプランも沖縄の場合多種多様であるため、自分の希望にあったプランを見つけることができるでしょう。

また前撮りの写真は通常1か月以内に出来上がるため、式当日には着ない衣装の前撮り写真を、結婚式当日にウェルカムボードとして飾り、招待客に見てもらうこともできるでしょう。

沖縄を選択する方には沖縄が好き、沖縄に思い出がある場合も多いようです。一度行くと虜になる魅力ある沖縄。グアムやハワイと比較しても、パスポートも不要で、羽田から2時間40分と費用も時間もお手頃なところも人気の理由でしょう。

沖縄の天候

沖縄で前撮りをする際に非常に重要となってくるのが気候です。天候で特に注意したいのが、梅雨シーズンと台風シーズンです。沖縄の梅雨は本州よりもはやく、気象庁の調べによりますと、平年の梅雨入りは5月9日頃、梅雨明けは6月23日頃となっています。また7月の台風は沖縄に影響を及ぼすことがあり、8月9月は日本全体に台風被害が増えるシーズンです。

沖縄は島国のため、行先により天候も大きく異なるため、行先別のチェックが必要です。ここでは参考に那覇の天候についてみてみましょう。

沖縄気象台
月別気温・降水量・日照時間などの平年値とその特徴
http://www.jma-net.go.jp/okinawa/know/kaiyo/tenko.html

次に宮古島と石垣島についてもみていきたいと思います。

宮古島市ホームページより
https://www.city.miyakojima.lg.jp/gyosei/ecoisland/ecohouse/kikou.html

宮古島地方は、高温多湿な亜熱帯性気候に属し、冬季も比較的暖かく、夏季は海から吹く風が炎暑を和らげてくれます。5月上旬ころから6月下旬までが梅雨で、そこから9月ごろまでは真夏日と熱帯夜が連日続きます。夏秋は台風シーズンで特に9月は被害が大きいため避けたいです。

石垣島の気象

石垣市観光交流協会ホームーページより
https://yaeyama.or.jp/ishigaki-info/【石垣島を知る】石垣島の気候【気候】/

石垣島は亜熱帯海洋性気候に属します。石垣島は3月に日本一早い海開きが行われ、デイゴの花も開花し始めます。日本一早い夏がくる石垣島は梅雨も早く、5月に梅雨入りをします。雨はスコールのように激しいまとまった雨が降り、短時間で止むのが特徴です。雨が降らない日は夏日となります。6月上旬には梅雨があけ一定期間の強い南風(カーチバイ)が吹き終わると、いよいよ夏本番です。9月は台風シーズンのためやはり避けたいです。

沖縄の前撮りのベストシーズンはいつかを考えた場合、台風到来後でまだ海にも入れる10月あたりが、雨を避ける意味では一番おすすめではないでしょうか。真夏はハイシーズンとなりますので、交通費や宿泊費の高騰も注意したいところですが、やはり沖縄で海に入ることを重要視した場合、実際に撮影当日雨が降っても沖縄の天候は比較的変わりやすいため、雨に遭った場合は少し待機しているうちにまた晴れてきたということもよくあるようです。また雨天時に慌てないためにも、雨天時のスケジュールについても予め確認しておくと、予想外の雨にも落ち着いて対応できるでしょう。

会社によっては雨天時の保証をしていたり、滞在期間中に撮影延期ができたり、屋内スタジオに場所を変更できたり、雨を逆に活かした撮影をしたりと様々なプランが用意されていますので、希望のプランがある会社を探してみると良いでしょう。

沖縄で前撮りをする準備

平均的に前撮り準備には約2~3か月程度の準備期間を要するといわれています。春や秋といった人気のシーズンに申し込む場合は、少し早めの4~6か月前から予約を入れるなど準備をしておくと良いでしょう。ロケーションフォトの場合、事前に申請が必要な場所もあり、そうした届け出や衣装の準備なども考えると、慌てず余裕をもって準備にとりかかりましょう。

費用

沖縄の前撮り費用は、撮影カット数・ロケ地・衣装・撮影データにより価格設定されている場合が多いです。平均相場は10万円前後となり、カット数が300程度でスタジオ撮影ではなく、屋外でのロケーションフォトの場合は20万円前後となっています。

シンプルプランでは5万円以下のものもありますが、その場合最初からついている特典やサービスが最低限となり、あとからオプション費用がかかることになる場合もあるため、何がプランに含まれているかしっかりと事前に確認しておいて、不要なものは除いて費用を極力抑えられるようにするのが良いでしょう。

おすすめの場所

沖縄は場所により気候も魅力も異なりますが、本島以外の離島も人気があります。本島は北部のビーチはエメラルドグリーンがより美しいといわれています。沖縄の前撮りロケ地としてはビーチが人気がありますが、それ以外ではトトロの木のような緑のカーテンの中での撮影や、沖縄の原風景ともいえるさとうきび畑、沖縄琉球瓦のある琉球村などもおすすめです。

衣装

衣装は前撮りの会社で用意している場合が多いですが、プラン内に衣装代が入っているのか確認をしておきましょう。プランによっては、新婦のドレス代のみが含まれ、新郎の衣装代は別途となっている場合もあります。通常は新婦のドレス1点と新郎のタキシード1点が含まれていることが多いです。

価格を抑えたい場合は、シンプルプランとして、衣装を持ち込んだ場合はヘアメイクが無料になる特典があったり、衣装は会社のプランで選べる衣装の点数と、そこに気に入ったものがあるのかを予め調べておく必要があります。また可能であれば、試着をしてみてサイズも確認しておきましょう。

結婚式当日の衣装は和装・洋装・和洋折衷のどれかで選ぶのが一般的ですが、前撮りでは異なるスタイルや衣装が選べることも魅力です。結婚式で和装にする場合は、前撮りは洋装というのも良いでしょう。どちらもウェディングドレスを着用する場合は、ドレスのデザインを変えてみるのも雰囲気が異なる写真を残すことができて楽しいでしょう。

またプランには小物やブーケがついてくる場合もありますが、和装の場合は肌襦袢、裾除け、白足袋なども必要となります。準備物には何が必要でそれがプラン内に含まれているのか、含まれていない場合は追加でいくら必要となるのか、後から思わぬ出費がかさまないようにレンタルの場合はレンタル代などもしっかりと確認しておきましょう。スタジオによっては自分で持ち込みをした場合、持ち込み料がかかる場合もありますので注意が必要です。

その他チェックポイント

①カット数に含まれる写真は失敗ショットが除かれているか確認
いざ前撮りを無事終えて楽しみにしていた納品写真を確認してみると、ブレていたり失敗作が沢山含まれていたという残念な体験談もあります。そうならないためにも、納品されるカット数に失敗ショットが含まれないことを確認しておきましょう。

②カメラマンについて
写真の完成度はカメラマンの腕によるところが多く、予め担当カメラマンの作品を見ることができる場合は作品をみてみて、事前の打ち合わせに、希望するイメージなど伝えておくと後からこんなはずではなかったと後悔することがないでしょう。また撮影のポーズについても当日慌てないように、どういったポーズでの撮影をしたいのか話し合っておくと良いでしょう。

③天候不良の場合
思わぬ天候不良の場合に、会社によっては延期されたり、滞在期間中振替、スタジオに変更、飛行機が欠航となればキャンセル可能、雨の中で撮影決行など対応は様々です。また振替となった場合は選んでいたドレスが選べなくなることもあります。

④納期と納品について
結婚式当日前撮りの写真をウェルカムボードに使用する場合など、必ず納期を間に合わせる必要があります。一般的に1か月以内に納品されるケースが多いですが、撮影のスケジュールとともに納期についても確認を忘れないようにしましょう。また納品形式はデータ形式が多いですが、どういった方法によるのか、またデータ加工などはしてもらえるのか、基本プランに含まれない場合はオプション費用などについても確認しておくと良いでしょう。

撮影当日の流れ

①スタジオ入り
受付で予約確認と当日スケジュールの確認をします。

②ヘアメイク・着付け(1時間半~2時間程度)

③撮影
ロケーションの場合は撮影時間プラス移動時間もかかります。撮影には1着30分から1時間はかかります。また何着着るかにもよります。ロケーション撮影で終日撮影可能なプランの場合はサンセットとともに撮影することもできて、その場合はまる一日あけておき時間に余裕をみておいた方が良いでしょう。1着の衣装で移動時間も含めると4時間から半日はかかるでしょう。

④写真選び(1時間程度)
撮影した写真をモニターで確認しながら選んでいきます。選んだ写真のなかから加工を行い、後日データとして納品されます。

まとめ

ここでは沖縄での前撮りを成功させるにはどういったことに気をつけると良いかをみてきました。沖縄独特の天候を知った上で、費用、場所、衣装など準備するポイントを挙げました。備えあれば憂いなし、最高の沖縄の前撮りを実現させるためにも、事前確認をしっかりと行い準備万端で撮影に臨みましょう。